BMWジャパンのヘスス・コルドバ社長は、今この時期に『1シリーズ』が登場(21日発表)した理由について、コンパクトなプレミアム・セグメントの伸びが予想されるなどの理由を挙げた。
まず、一つめの理由は大型化する『3シリーズ』と、同じグループのMINIとのギャップを埋めるため。コンパクトなこのクラスはBMWの“十八番”であるという。
また、「プレミアム・セグメントは量産車セグメントより速いペースで成長する」「成長しているコンパクトの中でもプレミアム・セグメントは大幅に伸びる」という需要に対応する。
1シリーズはプレミアム・セグメントの顧客層の、他人と差別化したいという価値観にもフィットするとしている。
さらに、税込で288万8000円からというプライスにより、エントリーの役を担わせ「若い新規顧客を獲得できる」という考えを明らかにした。
エンジンの排気量やサイズは異なるものの、「3シリーズti」の「316ti」(コンパクト)の314万7900円よりも大幅に安い価格設定となっている。
なお、販売目標台数については明らかにしていないが、3シリーズtiよりも多い台数を売る計画だという。