ヤマハ発動機は、直接メタノール方式の燃料電池二輪車の実用化に向けて公道試験を行うためのナンバーを取得したと発表した。燃料電池二輪車の実用化は世界で初めて。
今回、公道走行する燃料電池二輪車『FC06 PROTO』は、液体のメタノール水溶液を燃料にする。改質器などが必要無い独自の直接メタノール燃料電池ヤマハDMFCシステムを開発して搭載した。
ヤマハDMFCシステムは、出力1kW以下の小型機器に応用した場合、出力特性を落とさずに軽量化できるメリットがある。今回の燃料電池二輪車はこの特徴を活かした。
ヤマハでは、リース販売などで2005年中に燃料電池二輪車を実用化する計画だ。