【新聞ウォッチ】三菱自動車、虎の子の闘争資金をボーナス代わり

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気になるニュース・気になる内幕◯◯今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年9月17日付

●国内新車販売台数年初見通し達成へ、自動車工業会会長(読売・10面)

●高速道路料金下げ最終案、オートバイにもETC(読売・11面)

●鋼材急騰懸念「企業努力を」自工会会長(朝日・11面)

●新モデルは「RX-8」人気のトランスフォーマー(東京・8面)

●挑戦、日本企業の新リーダー トヨタ自動車。張冨士夫社長、人材育成こだわり(産経・11面)

●三菱労組、闘争資金24億円返還、1人平均18万円 冬ボーナス代わりに(東京・8面)

●CM玉手箱、ダイハツ工業「ムーヴラテ」大貫亜美の小さなトホホ話(東京・15面)

●三愛石油、キグナスを買収、180億円、給油所倍増、1400カ所(日経・1面)

●車の電子化ソフト統一 国内半導体大手も参画、ルネサスなどトヨタ・日産と協力(日経・13面)

●アイシン精機、トルコに新工場、トヨタ向け欧州各社にも販売(日経・13面)

●ダイムラーとの提携継続に意欲、三菱自動車、独紙が報道(日経・13面)

●コンパクトカー選択肢多彩に(日経・33面)


ひとくちコメント

経営再建中の三菱自動車の労働組合が、ストライキを実施した場合の賃金カットなどに備えた「生活闘争資金」を全額取り崩し、今年12月に組合員に返還する方針を正式に決めた。16日、名古屋市で開かれた定期大会で決定したもので、きょうの東京などが報じている。

返還額は総額で約24億円。1人平均約18万円。闘争資金はこれまで、組合員が個人名義で毎月1000円ずつ積み立ててきた。今後は組合費から拠出する方式に変更するため、個人積み立て分を返済できるようになったという。ただし、返済後も、5日分のストを実行できる資金は準備する計画だ。

リコール隠しなどの影響で崖っぷちに立つ三菱自動車では、今年冬の一時金(ボーナス)支給を見送ることになったため、闘争資金を取り崩してボーナス代わりとする苦肉の策。組合員たちの虎の子の資金までも放出せざるを得なくなったという経営責任は重い。
《福田俊之》

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