フォード、カリフォルニア州のハイブリッド法に反対

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アメリカ、カリフォルニア州では、まもなくシュワルツェネッガー知事が署名すれば、HOVと呼ばれる法案が成立する。ハイブリッド車両に対してもカープールレーン走行を認めるもの。これにフォードCEOのビル・フォード氏が強く反発している。

カープールレーンは通常フリーウェイの端にあり、2人以上乗車のクルマ(多人数乗車車両=HOV)だけが優先的に走れるレーンだ。

HOVで認められるハイブリッドの基準は、45マイル/ガロン=19.0km/リットルの燃費を実現しているクルマのみで、これに合致するのはトヨタ『プリウス』、ホンダ『インサイト』、同『シビック』に限られる。

ところが、フォード『エクスケープ』のハイブリッドは31マイル/ガロン=13.0km/リットルのため、除外されるのだ。

これに対しフォードCEOのビル・フォード氏が反発、シュワルツェネッガー知事にあて、法案に署名しないよう求める書簡を提出した。フォード氏によると、今回の法案は「州を挙げて日本製品の購入を勧めるようなもの」であり、アメリカ製品を差別するものだ、という。

しかしシュワルツェネッガー知事は法案にサインする意向、とも報道されており、新たな日本車バッシングの火種になるかも。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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