ジープ“ソフトローダー”発売間近? 

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ダイムラークライスラーのジープ部門では数年前から、エントリーモデルの“ソフトローダー”の発売が噂されて来た。

これはトヨタ『RAV4』やフォード『エスケープ』などと競合できるモデルがなく、ジープブランドが相対的に弱まって来ているためだ。しかし一方で安価なジープを販売することはジープブランドへのダメージになる、という意見もあり、社内でも意見が分かれていた。

そんな中で作られたソフトローダーのコンセプトは、数年以内に発売が決定されそうだが、ジープブランドからはずれる可能性も残されている。

エントリーモデルにこだわるデザイン側と、ジープの「トレイルレート」にこだわる経営側との間のズレが埋まらないためだ。トレイルレートとは「このクルマはネバダ・オートモティブ・テストセンターのオフロードテストに合格した本物のオフローダーである」というステートメントだ。

デザインチーフであるトレバー・クリード氏は、「エントリーモデルでもトレイルレートを維持することは可能で、ソフトローダーはこのクラスのパフォーマンスリーダーになれる」としているが、同じく小型に属する『ラングラー』のようなオフロード性能は望めない。

その点に、ジープブランドにこだわるがゆえの辛さがあるようだ。

また、市販された場合のネーミングも大きな問題のひとつ。社内では準ジープ、とでもいった意味合いで『ジーペット』という呼び方が定着しているが、アメリカン・モーターズ社で使われていた『ウィリー』を復活させる、という意見もある。ジープブランドで販売するか否かで呼び名も決定されるし、若干のデザイン変更もあるだろう。

しかしダイムラークライスラー全体としても小型のエントリーモデルSUVが望まれていることは事実で、ソフトローダーが市販化される日は近そうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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