スバル富士重、増収なのに営業利益ゼロ

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スバル富士重、増収なのに営業利益ゼロ
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富士重工業(スバル)が発表した2004年第1四半期(4−6月期)連結決算は、売上高が前年同期比8.5%増の3075億円と増収になったものの、営業利益は大幅減益でトントンとなった。

売上高が増収となったのは、日本での軽自動車『R2』の販売が好調なほか、北米向けサーブ車の受託生産などの効果があった。期中の新車販売台数は同14.8%増の12万2000台。とくに、海外の販売が好調だった。
 
営業損益は前期に92億円だったのがゼロとなり、トントンとなった。原価低減や試験研究費のマイナスがあったものの、為替差損56億円、諸経費の増加68億円などが影響した。北米でのスバル『レガシィ』がモデル末期だったことや利益率の低い軽自動車の販売が増えたことも影響した。
 
経常利益は同78.9%減の24億円、当期純利益が同89.7%減の6億円だった。

《レスポンス編集部》

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