気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年7月28日付
●自動車5社、上半期実績、三菱自動車販売19%減、トヨタ、ホンダも前年下回る(読売・8面)
●三菱自動車株、安値亜更新(読売・8面)
●自動車税徴収率、4年連続で上昇、都主税局(毎日・26面)
●東海北陸道、夏休み家族旅行、一転惨事、衝突、炎上7人死亡/常磐道では5人死傷、福島(産経・29面)
●社説・夏休み事故、大丈夫か高速道の安全(東京・5面)
●トヨタ、今年に前倒し、米販売で200万台(東京・8面)
●トヨタ、中国2大拠点始動、広州汽車との合弁認可、小型から高級車まで(日経・9面)
●日野自動車、経常利益26%増、4-6月近畿などトラック好調(読売・17面)
ひとくちコメント
中央分離帯のない一車線ずつの高速道路で正面衝突事故の悲劇が相次いだ。
27日朝、岐阜県郡上市の東海北陸自動車道「平山トンネル」の北出口付近で、乗用車とトラックが正面衝突し、二台とも大破、炎上した。夏休みで行楽中だった乗用車の家族5人と、三菱ふそう製の『キャンター』の男性2人の計7人が死亡した。その後の調べてはトラックのタイヤがパンクしていたことがわかった。
また、午後3時過ぎには、福島県いわき市の磐越自動車道で、片側1車線の上り車線を走っていた乗用車が、センターラインの樹脂製ポールを乗り越えて対向車線にはみだし、ライトバンと正面衝突。乗用車に乗っていた男女3人と少女1人が頭を強く打つなどして即死、ライトバンを運転していた男性が顔の骨を折るなど5人が死傷した。
ともに、一車線ずつの対面通行区間での正面衝突事故。きょうの東京は「大丈夫か高速道の安全」と題する社説でも取り上げている。高速道に限らず対面通行区間は無理な追い越しは言うまでもないが、慎重なハンドルさばきが求められる。