ホンダ『エディックス』(7日発表)のボディサイズは全長4285mm×全幅1795mm×全高1610mm(FF)/1635mm(4WD)。
全長は欧州市場におけるCセグメント(全長4.4m未満)、すなわちVW『ゴルフ』クラスに収まるコンパクトなもの。一方、全幅は1700mmの5ナンバー枠を大幅に超える完全な3ナンバーサイズ。全高も一部の立体駐車場には停められないサイズとなっており、欧州市場を意識したモデルであることがうかがえる。
ホンダは激戦区である欧州Cセグメント市場のライバルに走りで打ち勝つため、エディックスに高度なサスペンションを与えている。フロントはトーコントロールリンク・ストラット、リアはリアクティブリンク・ダブルウィッシュボーンと、凝った構造のもの。
またワイドボディ化によってコーナリング時のロール角が浅くなったことで、スプリングを柔らかくセッティングできるようになり、高い操縦安定性とフラットで当たりの柔らかい乗り心地を両立させたという。
ボディ構造も乗り心地の向上をめざし、軽量・高剛性化を重視した設計となっている。床下の主縦貫材、前後クロスメンバー、ピラーなどに高・高張力鋼板を使用。その他の部分にもふんだんに高張力鋼板を配し、ボディそのものの曲げ、ねじれ剛性のみならず、テールゲート周り、前後サスペンションの取り付けベースなど細かい所まで強化されており、微震動の発生を抑え込んでいる。