【新聞ウォッチ】景気が一段と回復、ただし自動車は「買い控え」

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【新聞ウォッチ】景気が一段と回復、ただし自動車は「買い控え」
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年7月5日付

●高速料金6−8時、17−19時 国交相「ETCなら半額」(読売・2面)

●家族連れの定番、ミニバン大人気(読売・11面)

●オートバイ世界選手権、玉田、モトGP優勝(朝日・22面)

●自動車F1フランスGP 琢磨リタイア M・シューマッハー4連勝(朝日・22面)

●F・ニッポン、ライアン2勝目、井出が3位入賞(朝日・22面)

●ヤミ改修、三菱自、月内にも社内処分、経緯など全容解明へ、調査チームを発足(東京・26面)

●景気、自律回復色強まる、雇用底入れ、消費動く(日経・1面)

●企業の系譜、三菱グループ、伸びる民需、攻めきれず(日経・11面)

●カルソニックカンセイ、韓国社に複合部品供給、ルノーサムスン向け、日産以外へ初(日経・11面)

ひとくちコメント

国内の景気が一段と回復しているという。きょう日経が主要30業種の7−9月の産業天気図予測をまとめ、発表したが、それによると、家電、プラント・造船、紙・パルプ、アミューズメント、広告の5業種で景況感が改善。全体の半数を超える17業種が「晴れ」または「薄日」になったという。

では、自動車はどうなのか。予測は夏商戦に向けて登場する新型車に期待するところが多く、引き続き「薄日」となっている。「晴れ」マークとならないのは、三菱自動車の相次ぐ不祥事が全体の「買い控え」につながる懸念もあるからと予測している。

また、神奈川トヨタの上野健彦社長は紙面で「最近は新車効果が続かず、ロングセラーが少ない」としたうえで、「所得が増えず、新車を本当に欲しい人の購入が一巡するとその後の需要が続かない。個人消費はいわれているほど明るくないように感じる」と、語っている。

今週はトヨタが『クラウンマジェスタ』とホンダが『エディックス』を発表するが……。

《福田俊之》

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