クラリオンは29日、路線バス向けとして業界で初めて、停留所表示器用全国対応FM文字放送チューナーを開発し今月から発売すると発表した。
バスに搭載されている既存の音声合成システムに、同チューナーとアンテナ(別売り)を接続することで、JFN(ジャパンFMネットワーク)加盟のFM局から配信されるニュースや天気予報といった文字放送を受信、バス車内の停留所表示器やテレビモニターなどに表示できる。
クラリオンは、国内路線バス用放送装置の約7割のシェアを持っている。同チューナーにより、路線バス車内で豊富な情報を提供することができ、バス利用者へのサービス向上が見込めるという。
メーカー希望小売価格は18万6900円(本体価格17万8000円)。受信料はチューナー1台当たり1カ月2000円。