仏ルノーは29日、中国の東風汽車公司(DFC)との合弁で、2006年から中国での生産に乗り出す計画を発表した。ルノーは同工場で年間30万台の生産を目指す。
合弁工場ではまず、『メガーヌ』の4ドアセダンを生産。続いて5000ユーロカー、ダシア『ローガン』の中国市場向けのタイプを生産する。その他の車種についても順次、生産を検討する。
DFCは日産自動車の中国でのパートナー企業。日産とDFCの合弁会社である東風汽車有限公司は、2007年に乗用車・商用車合計で年間62万台の生産を計画している。
ルノーとDFCとの合弁はこれに続くもので、ルノーは研究開発、パワートレーン、サプライヤーなどを東風汽車有限公司と共有できるとしている。
同計画は、現在、中国政府への提案の段階で、今後、同国政府の正式決定を待って実行することになる。