富士重、社会性を加えて環境報告書を発行

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富士重、社会性を加えて環境報告書を発行
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富士重工業(スバル)は、2003年度の環境保全にかかわる活動実績と社会性にかかわる取り組みをまとめた『2004環境・社会報告書』を発行した。

同社では、2000年度から環境報告書を毎年発行してきたが、今年度はさらに持続可能性にかかわる社会的側面の取り組みについても紹介し、報告の範囲を広げた。
 
環境報告では、環境ボランタリープランに基づいて商品の開発から調達、生産、使用、廃棄にいたる全ての段階で環境負荷低減の活動を展開しており、その活動状況をまとめた。
 
環境マネジメントでは、2004年1月に本社とエンジン、トランスミッションなどの研究開発部門のある東京事務所でISO14001の認証を取得した。
 
環境関係では、環境保全コストが250億円(前年度261億円)、経済効果は20億円(同12億円)だった。商品では、スバル『レガシィ』や同『R2』などの新型車で、燃費向上や排出ガス低減対策などを説明している。
 
生産分野では、エネルギー消費量削減や群馬製作所矢島工場の天然ガスコージェネレーションシステムの効果、空調やボイラーなどの天然ガス化でCO2排出量を2002年度より4.1%削減した。また、2003年度の廃棄物の埋立処分量は全生産事業所合計で6トンで、昨年1月以降はゼロとなっている。
 
今回初めて掲載した社会性報告では、コンプライアンスについての取り組み、ステークホルダー(関係者)ごとに整理してそれぞれの取り組みを紹介した。

《レスポンス編集部》

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