大型車の一連のリコール事件を受けて、三菱ふそうトラック・バスが国際規格のISO9001の認証を一時停止されていることが明らかになった。
国際規格のISO9001は、品質の高い製品やサービスを提供している工場や事業所に対して認証する制度で、日本では日本ガス機器検査協会が審査して認証を付与している。同社は1998年に生産本部が認証を受けている。
同協会では、一連のリコール事件で、欠陥を隠していたことを問題とし、認証を一時停止した。停止期間中は、ISO9001を認証していることをうたわないよう求めている。一時停止に対して同社が意義を申し立てない場合は、認証取り消しとなる。
ただ、同協会は、同社に対して問題なくISO9001を認証したことを考えれば、ISO9001の認証を受けていても品質に問題があることを露呈しており、認証自体が「意味の無いもの」と言わざるを得ない。