今シーズン、初めて2台ともにリタイアに終わったルノー(13日、カナダGP)。フェラーリ勢が予選で下位に沈んでいただけに、ルノーにとっては1-2フィニッシュの可能性も高かった。
それを阻んだのが「R24」に今シーズン初めて生じたテクニカルトラブル。ヤルノ・トゥルーリはスタート直後にサスペンショントラブルでリタイアした。
表彰台圏内目指して力走していたフェルナンド・アロンソは1回目のピットストップの際に給油トラブルが生じ、8秒以上を失ってしまった。その後もラルフ・シューマッハ(ウイリアムズ)を猛追するも結局ドライブシャフトが壊れてリタイア。
「3ストッパーが2度目のピットインした時にトップに立てると予想していた。フェルナンドにも優勝のチャンスが充分あったし、ヤーノもかなりいい状態に見えただけに残念だ」とテクニカル部門トップのパット・シモンズは悔しさをにじませた。