特急列車と出会い頭に衝突

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6日午後、鳥取県名和町内のJR山陰線の遮断機や警報機の無い踏切を通行しようとしていた軽乗用車が、現場付近を通過しようとしていた特急列車と出会い頭に衝突した。クルマは衝突の弾みで30m以上も弾き飛ばされて大破。乗っていた2人が即死した。

鳥取県警・米子署によると、事故が起きたのは6日の午後2時50分ごろ。名和町大塚付近にあるJR山陰線の踏切を渡ろうとしていた軽乗用車が、益田発鳥取行きの特急「スーパーまつかぜ10号」と出会い頭に衝突した。

特急列車は当時100km/hを超える速度で走行しており、運転士は100m手前で踏切内に進入してくるクルマを発見。緊急ブレーキをかけたが間に合わず、クルマを30m以上も弾き飛ばし、停止している。

クルマは大破し、乗っていた2人は頭などを強く打ち、ほぼ即死。運転していたのは36歳の男性、同乗していたのは39歳の同僚女性とみられるが、遺体の損傷が著しく、最終的な身元確認には多少の時間を要するようだ。

現場は名和駅の南西約2kmに位置する田園地帯。踏切近くに竹薮などがあり、走行してくる列車をクルマ側から確認するのは難しいという。

《石田真一》

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