「モバイル放送」が、試験放送の拡大に合わせ、6月1日から4日間、東京−福岡を往復して自動車による走行実験を実施している。東京から京都まで走行実験に同行した。東名高速道路はトンネルも少なくおおむね快適に番組が楽しめた。
だが、トンネル内はまったく受信できない。また、高速道路とクロスする鉄道や道路、料金所などでも放送がとぎれることが見られた。しかし、これらはすべて想定されている現象。
高速道路の沿線のほか、トンネル内へのギャップフィラーの設置も予定されており、徐々に解消させていく計画だ。このギャップフィラーの設置がある進むと、幹線道路ではラジオとテレビが全くとぎれず楽しめるようになる。
なお、携帯型端末は7月頃のサービス開始時に登場するが、車載器は簡易型は秋に、本格タイプに2005年から登場する予定だ。独立したチューナーが出たあとに、カーナビに内蔵されるといった流れ。また、携帯型端末に接続するアンテナの発売も計画されており、アンテナをクルマに設置し、携帯型端末で楽しめるようになる。