熊本市交通局のバス、今度は重傷事故を起こす

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5月31日午後、熊本県熊本市内で、横断歩道を歩いていた女性が右折してきた熊本市交通局の路線バスにはねられた。女性は右足の骨を折るなどの重傷を負った。警察ではバス運転手を業務上過失傷害容疑で逮捕している。

熊本県警・熊本北署によると、事故が起きたのは5月31日の午後0時15分ごろ。熊本市城東町付近の市道交差点で、85歳の女性が横断歩道を歩いて渡ろうとしていたところ、交差点を右折してきた熊本市交通局の路線バスが女性をはねた。女性はバスと接触して転倒し、右足の骨を折るなどの重傷を負った。

警察ではバスを運転していた65歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕している。取り調べに対してこの男は「右折待ちしているときに女性が横断していることに気づいていたが、直進する対向車とすれ違っている間に渡り切っていると思い込み、前方の状態を確認しないまま発進してしまった。直後に渡りきっていないことに気づいたがブレーキは間に合わなかった」と供述しているという。

熊本市交通局では「職員教育を徹底し、交通局一丸となって再発防止に務めたい」とコメントしているが、交差点での逆走トラブルなども相次いでいるだけに、信頼回復までには曲折も予想される。

《石田真一》

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