三菱自動車がオーストラリア工場の閉鎖を検討していることから、オーストラリア連邦政府のマクファーソン大臣と南オーストラリア州政府フォーレー副首相は、同社の岡崎洋一郎会長兼社長と会談し、工場の存続を求めた。しかし、三菱自側から正式な回答は無かった模様だ。
マクファーソン大臣とフォーレー副首相は、オーストラリア工場の存続を強く求めた。詳しい会談内容は明らかになっていないが、岡崎会長兼社長は、明確な回答は避けた模様だ。
会談後、三菱自は「有意義で建設的な議論を行った。オーストラリア事業はいかなる決定もしていないが、現在策定中の再建計画に関わることで、計画は様々な角度から検討しており、発表前の現時点ではこれ以上のコメントは無い」とコメントを発表した。
三菱自は21日にも経営再建プランを発表する予定で、この中でオーストラリア工場の将来の閉鎖が盛り込まれる見通しだ。