シンクタンクの富士キメラ総研は、主要自動車部品の市場調査を実施した2004年版自動車部品マーケティング便覧をまとめた。それによると自動車の電子化が進み、車間距離感知システムや車載用CCDカメラの市場が急速に膨らむ見通し。
調査は今年2月から4月にかけて主要自動車部品56部品を選んで材料競合状況や市場動向、現状での問題点を調査した。
車間距離感知システムは、レーザーやミリ波レーダーで先行車との車間距離を保ったり、危険の警告、自動車制御するシステムだが、市場規模が2006年には2003年と比べて4.7倍の168億円に広がる見通し。
車載用CCDカメラは、ドライバーの視線確保のためのモニター機能と白線検知などの画像処理用のセンサーで、2006年には2003年比90%増の122億円に倍増する見通し。このほか、イモビライザーなどの盗難防止装置、ECU(電子コントロールユニット)の市場が拡大する見通し。

 
    
 
          
 
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