三菱自動車工業は4月1日から、コンプライアンス体制を強化するため外部の弁護士を相談・通報窓口とする「MMCホットライン」を開設した。リコール隠しなどの不祥事再発を防止する狙い。
従来も、社内の窓口として「社員相談室」を設置していたが、外部の窓口と並立させる。電話や文書、eメールにより、法令違反や社内での嫌がらせといった人権侵害、消費者への影響が大きい問題などの通報や相談を受ける。
新たに「内部通報者保護基準」も設けており、通報者が不利益を被らないように、会社として保護することを明確にした。三菱自動車の社員だけでなく、OB、関連会社やディーラーの社員も対象にしている。