頑固な面構えのオペル『ティグラ』に乗り込んだ瞬間、ビックリした。正直なところ、インテリアがこれほどまで洗練されているとは思わなかった。日本人がオペルに抱いている、「地味さ」を一掃してしまう魅力が、このティグラにはある。
仏ウエリーズ社製の「ツイントップ」は、大胆なアクションで開閉する。ルーフ部分が格納後でも、トランク内にはまだまだ荷物収納スペースがあるのが嬉しい。
パワーユニットは、GM系列小型車用の「エコテック」を活用。90馬力・1.4リットルと125馬力・1.8 リットルの設定。
VW『ゴルフV』に対抗する『アストラ』の成功。『スマート』へ対抗する『トリックス』の提案。このティグラは、プジョー『206CC』への対抗だ。最近のオペルは、各セグメントでライバル車を徹底的に研究し、それをしのぐ魅力的なクルマたちを続々と登場させている。