富士重工業と東京ガスの子会社エネルギーアドバンスは、エネルギーサービスに関する基本契約を締結した。この契約に基き、富士重は宇都宮製作所内の6000kWクラス天然ガスエンジンコージェネレーションより、電力、蒸気などの供給を受ける。
エネルギーアドバンスが宇都宮製作所に設置する天然ガスエンジンコージェネレーションは、今年12月の稼動を予定している。富士重は設備投資の負担無しに、宇都宮製作所の年間CO2排出量の20%に当たる7100トンのCO2の削減が見込める。
導入する天然ガスエンジンコージェネレーションは、現在の実用化レベルのガスエンジン発電設備としてクラス最高レベルの発電効率44.0%を持つ。富士重への導入は、経済産業省の新エネルギー事業者支援対策費補助金補助事業で行うため、富士重の設備負担はゼロ。
富士重はすでに、群馬製作所矢島工場にガスタービン式の天然ガスコージェネレーションシステムを導入しており、宇都宮製作所は2カ所目になる。今後、他工場への導入も検討していく。