ローバーは創立100周年を祝う今年のジュネーブモーターショー(2日−14日)で、新たなフラッグシップ、『75 V8』または単に『V8』を発表した。V8ローバーが久々に復活する。
設計の基本は『75』。後輪駆動プラットフォームは、75のホットバージョンであるMG『ZT』と共通、エンジンもMG・ZTに搭載されているフォード製4.6リットルV8だ。260PS、410Nm。最高速度は150マイル/h(240km/hオーバー)、0-60マイル/h(96km/h)加速は7秒を楽に下回るという。
インテリアは従来の75シリーズの最高級仕様「コノスールSE」をベースに、注文に応じて豪華装備が施される。外観も75に手が加えられており、特徴的なグリルデザインは、ローバー最初のV8搭載車でありエリザベス女王も所有した『P5B』を連想させなくもない。