【新聞ウォッチ】トヨタ、中国で『カローラ』発売、章男専務も正念場

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年2月23日付

●道路新会社、国の株保有「三分の一」で調整。保有機構が債券発行(読売・1面)

●トヨタ、張社長続投へ(読売・8面)

●中国製カローラ、その名は「花冠」拡大市場にらみトヨタも正念場に(朝日・10面)

●三菱自などが売却検討か、マレーシア車会社株(朝日・10面)

●アクセラが04年ベスト車に、カナダジャーナリスト協会(朝日・10面)

●奥田碩日本経団連会長、アナン事務総長と会談「国連に協力を」(朝日・11面)

●笹森連合会長がトヨタ労組批判、ベア要求見送りで(毎日・2面)

●今週末、ダイムラーチーム三菱自再建で来日(毎日・8面)

●円安一時109円台(毎日・9面)

●三菱自、国内一割減産、岡崎工場500人、他工場に(日経・11面)

●IC乗車券残高、自動積み増し、まず旭川のバスで、JCB、カードと連動(日経・11面)

●三菱ふそう、ハイブリッド型バスを発売(日経・13面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が中国で現地生産の『カローラ』の販売を開始したと発表した。きょうの朝日などが取り上げているが、中国名は「花冠」。排気量は『ヴィオス』より一回り大きい1.8リットル。価格は17万5000−20万3800元(226万−263万円)に設定したという。

きのう23日、北京で開かれた発表会で、トヨタの豊田章男専務は「今年を中国でのシェア10%へのスタートの年にしたい」と述べたそうだ。

きょうの読売によると、トヨタは「張冨士夫社長が任期切れとなる今年6月以降も続投するトップ人事を固めた」と報じているが、「カローラ」を軸に中国ビジネスを本格軌道に乗せることは、次期社長候補の大本命である章男専務にとっても必修課題のひとつ。文字通り「ここ2、3年が正念場」(朝日)となるだろう。

《福田俊之》

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