【VW『トゥーラン』日本発表】ターゲットは高額所得者?!

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16日、5世代『ゴルフ』(日本市場未導入)をベースとしたミニバン、『ゴルフトゥーラン』を発表したフォルクスワーゲングループジャパン、マーケットプランニング部の富田浩氏は発表会の席上、「トゥーランのターゲットユーザーは、小学生までの子供を持つ30代から40代のファミリー層で、クルマにこだわりを持った年収1000万円程度の高額所得者」と語った。

その背景は昨年発表されたSUVの『トゥアレグ』、そして今後日本に導入される予定の大型セダン『フェートン』といった上級車種拡販のための、プレミアム路線へのブランド変革が狙いだ。そして当然このトゥーランも、その変革の一端を担っている。

同マーケットプランニング部の正本嘉宏氏は「トゥーランのターゲットとなるであろうお客様は、既存の国産ミニバンに乗っているお客様の代替需要も考えています。今まで乗ってきた国産ミニバンと差異化を図りたいと考えているお客様に対して、トゥーランは訴求力の強いクルマだと思っています。そして、一度輸入車に乗られたお客様は、国産車に戻ることが少ない傾向にあるので、その後も輸入車を購入していただけると期待しております」とコメント。

市場が拡大した国産ミニバンから輸入車ミニバンへ導き、その後も継続的に輸入車を乗り継いでもらうという狙いは、フルラインナップ化を進めるフォルクスワーゲンにとって、有効な方法といえるだろう。

《岡島裕二》

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