トヨタ自動車労働組合は、今春闘の賃上げ交渉で、ベースアップ(ベア)を要求しない方針を固めた。同労組のベア要求見送りは2年連続。ベア要求の断念により、賃上げ交渉では、定期昇給分(組合員平均6500円)の確保を目指すことになる。一方、年間一時金(ボーナス)は、過去最高となった「5カ月プラス55万円」をベースとし、今後要求案を詰め、2月18日に会社側に要求を提出する。トヨタの今期業績は、最終利益が1兆円に迫る勢い。この利益を、どう組合員に還元するかが、今春闘の焦点になる。
2025年春闘“泣き笑い”、トヨタ・マツダ・いすゞ「満額」、日産・ホンダ・三菱自「要求割れ」、スズキは「要求超え」の回答[新聞ウォッチ] 2025年3月13日 2025年の春季労使交渉は、電機や自動車などの大手企業が集中回…