気になるニュース・気になる内幕--今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年1月22日付
●電気で400キロ出るか。慶大など開発、イタリアで挑戦(読売・1面)
●安全と繁栄テーマ、ゴーン氏共同議長、ダボス会議開幕(読売・8面)
●大学生人気企業ランク、トヨタ初のトップ、理系男子、15年首位のソニー3位(読売・8面)
●「三菱自動車会長」が焦点、三菱グループトップ人事、ダイムラーと橋渡(朝日・11面)
●「高速道料金2割下げも」道路公団総裁(朝日・1面)
●三菱自、マツダ労連、ベア要求なし(産経・10面)
●インド、中国で4輪車生産強化、スズキ年間計画/万年3位返上だ。鈴木会長(産経・10面)
●日産・サニーなどリコール(東京・28面)
●役員報酬多様に、日産、株価連動の新方式(日経・3面)
●豊田通商、欧州の拠点2割増、新車販売、2008年に年5万台(日経・13面)
ひとくちコメント
就職情報のダイヤモンド・ビッグ社が就職活動中の大学生を対象に調査した大学生の就職先人気企業ランキングによると、1978の調査開始以来、初めて理系男子の首位(前年2位)にトヨタ自動車が躍り出た。
きょうの朝日など各紙が取り上げているが、15年間首位の座を守ったソニーは3位に後退、当世学生気質と業績の好不調がぴったり当てはまった格好だ。一方、文系男子でもトヨタは昨年16位から8位に躍進している。
調査は昨年11〜12月の間、就職活動中の大学3年生と大学院1年生を対象に実施し、2700人余りから回答を得たという。
昨年末といえば、トヨタのトップが謝罪会見を行う整備士試験問題の漏洩事件などが発覚したが、学生諸君の方は、不祥事に対して余り敏感に受け止めていなかったものとみられる。