ダイムラークライスラーでは2006年からいよいよアメリカでスマート販売に乗り出すが、その中心は『フォアモア』と名付けられるSUVバージョンとなりそうだ。
スマートはそもそも電気自動車として出発し、マイクロカーとして発展してきた。しかし元々アメリカ市場では2シーターのマイクロカーは売れない、とされ、4シーターバージョンの投入が伝えられてきた。そしてアメリカのSUV人気に押されるようにしてついにSUVバージョンとなってしまった。
フォアモアはダイムラークライスラーのブラジル工場で生産され、アメリカでの年間販売目標は3万台。
スマートによれば、「フォーモアは非常にユニークなクルマであり、我々はSUV=スマート・ユーティリティと翻訳している」ということだが、低燃費、小型のシティコミューターが売りだったはずのスマートも、アメリカではただの小型SUVになってしまう、ということか。