ザウバー・ペトロナスは1月12日、ザルツブルグ空港の「ハンガー7」でニューマシン「C23」と新スポンサー2社の発表会を実施。この模様はインターネットで世界中に中継された。
ペーター・ザウバー代表は新コンビ、ジャンカルロ・フィジケラ(30歳)とフェリペ・マッサ(22歳)を紹介し、来シーズンへの自信を語った。
「2004年の目標は我々のパフォーマンスを明らかに向上させること。ゴール達成にためには風洞で得た結果をいかに迅速にトラックに応用できるかにかかっている。参戦中の7メーカーによる戦いはこれまでに増して激しいものになるだろう。しかし我々はこのチャレンジを喜んで受けるよ」
ニューマシンのエンジンは初めてフェラーリと同世代(これまでは1年旧型)を使用。またフェラーリ製7速ギヤボックスを搭載したC23はこれまで以上にフェラーリによく似ている。
ジャンカルロ・フィジケラは、「あさっての水曜日からバレンシアでこのニューマシンの初テストを行う予定。その日はちょうど僕の31歳の誕生日。とってもいい予兆だね」と喜びを語った。
オーストリアの飲料メーカー、レッドブルとの協力体制が10周年を迎えたことを祝し、レッドブル所有の格納庫で行われた発表会ではスエズ運河などで輸送の管理を行っている「ソクナ・ポート」と中国の保険会社「タイ・カン・ライフ」の2社が新たにスポンサーとして参加することも発表されている。