日本自動車輸入組合が発表した2003年の輸入車販売台数は、前年比0.6%増の27万8804台で、微増ながら2年連続プラスとなった。日本メーカーの海外生産車が好調に推移したためだ。
2003年の輸入車販売で、外国メーカー車は、同5.0%減の24万7606台と、2年連続でマイナスとなった。輸入車の主力モデルでモデル末期のものが多く、新型車投入も少なかったのが主因だ。輸入権の移管や販売網再編などの影響も大きかった。
日本メーカーの海外生産車は同89.5%増の3万1198台で倍増に近い伸びとなった。2年連続でプラス。ホンダの『フィット・アリア』、『エレメント』やトヨタの『アベンシス』が上乗せとなったため。
輸入組合では、2004年の見通しとして、2003年並みの28万台を予想している。日本メーカーの海外生産車が引き続き好調に推移、外国メーカー車でも『ポロ』、『ゴルフ』などがフルモデルチェンジする見込みで、順調に推移する見込み。