LAオートショー(ロサンゼルス・モーターショー)において、4ドアセダンと2ドアクーペ、2つのバージョンで発表された新型コンパクトカーのシボレー『コバルト』は、これまでのコンパクトカーとはやや趣を異にする。
コンパクトカーは従来エントリーモデルとも呼ばれ、価格の安さと標準装備の多さを競うセグメントだった。しかしGMでは韓国製の小型車『アベオ』にそうした競争を任せ、全く新しいコンセプトのコンパクトを作り上げた。
4ドアセダンは2.2リットル「エコテック4」エンジンで140HP、インテリアもチープに見えない工夫が凝らされている。また2ドアクーペでは2.4リットル「エコテック」も用意され、こちらの出力は170HP、さらにスーパーチャージャー付きでは200HP以上となっている。
コンパクトカーを選ぶのは生活スタイルのためであって経済的な理由ではない……そういう層をターゲットにした、というコバルト。若い女性や高齢者などにはアピールする可能性も大きい。