オフシーズン最初のテストで2004コンテンダー「MP4-19」を投入したマクラーレン・メルセデス。バレンシアでのテストでは3日目に10台中トップタイムを記録するなど、好調な滑り出しを見せている。実際にステアリングを握ったデイビッド・クルサードが「MP4-17D」との違いなどについて語った。
「MP4-19はMP4-17Dよりもドライビングポジションがリクライニングしているんだ。僕は今のところ前作のMP4-18と同じシートを使用しているんだけど、シャシのポジションに若干の違いがあるようだ。デザイナーがルールが許す最大限を得ようとしている関係上、MP4-19の方が少しだけ足回りがタイトなのかな」
「その他の違いとしてはルール改正によりオートアップシフトがないこと。だからアクセルを一瞬戻すタイミングに慣れなければならない。でも僕は常にマニュアルのダウンシフトを使用していたから、さほど大きい変化ではないよ」
「もっとももより効率的だったから、ここ数シーズンはオートアップシフトに頼ってきたけどね。そこでドライバーにミスする余地が生まれるかも知れない。レブリミットに当てているうちに後ろの奴にオーバーテイクされるかもね。でもそれがレースってものだから」と、クルサード。