フォードではSVT(スペシャルビークルチーム)と名付けたハイパフォーマンスのラインナップを充実させると発表して来たが、その登場は当初の予定よりやや遅れそうだ。
『フォーカスSVT』に関しては来年度中に登場する予定だが、『マスタング・コブラ』、『F150ピックアップ』などのSVTバージョンは2006年モデルイヤーとなりそう。
フォードSVTのチーフエンジニア、ジョン・コレッティ氏によると、SVTとして考えられるのはマーキュリー『マローダー』のスーパーチャージ付きバージョン、リンカーン『ナビゲーター』やフォード『マスタング』のV10バージョン、ターボチャージャー付きフォーカスなどだという。
また、フォードでは2005年にフォーカスのストリート・チューン、通称『ST』も発表する予定。しかしこちらはSVTの170hpに比べるとややローパフォーマンスで155hp程度となる。ただしトルクはSVTより太く、価格も低めに設定される。
しかしアメリカでは、ハイパフォーマンスが来年の目玉となりそうで、フォードが予定を遅らせている一方でGM、クライスラーは相次いでハイパフォーマンスカーの販売を始める予定だ。