KDDIと沖縄セルラーは13日、同社の発売する第3世代携帯電話(CDMA2000 1X)に対応する『ワイヤレス・ハンズフリーアダプター』を12月中旬から販売することを明らかにした。
ブルートゥース(Bluetooth Version1.1)に準拠しており、トヨタ『G-BOOK』端末とワイヤレス接続し、ハンズフリーでの通話が可能になる。
今回発表されたのは加賀電子製の外付けタイプで、auの第3世代携帯電話のAシリーズ(CDMA2000 1X)に接続して使用する。特筆すべきは、このアダプターは「G-BOOKナビと接続させることが前提となっているもの」だということ。
トヨタ純正のG-BOOK対応カーナビゲーションのうち、『セルシオ』などに設定されるファクトリーオプションの最高級タイプ(高精細ディスプレーを装備したDCM内蔵型)にブルートゥース経由で接続すれば、ナビのハンズフリー機能をワイヤレスで使うことができる。
現在ラインナップされているG-BOOKナビについては、ブルートゥースを介して行うのは音声通信のハンズフリーに限られ、データ通信はDCMが行うということになっているが、このアダプター自体はパケット方式による高速データ通信が可能だ。
データ通信に携帯電話を使う(音声を使ったG-BOOKサービスは利用しない)タイプのG-BOOKナビでも将来的にはこれが使えるようになるのかもしれない。
発売予定は12月中旬で、価格はオープン。販売はauが担当する。