ヒュンダイ(現代)アメリカは、新しいSUVの名前が『ツーソン』になる、と発表。8月からの発売も表明した。
ヒュンダイは05年には初めてのアメリカ国内での生産工場建設も控えており、来年はツーソンと『XG350』、『ソナタ』などの販売を高めるために広告費を今年比の2倍に増やし、ヒュンダイブランドの浸透を図る、という。
価格が安いエントリー車の分野で業績を伸ばして来たヒュンダイにとって、アメリカ国内市場での競争は高まりつつある。シボレーは1万ドル前後という価格帯のコンパクトカー、『アベオ』を来年投入するし、スズキも2モデルの追加を予定している。
ヒュンダイのアメリカでの売り上げは今年40万台に達する見込みだが、ヒュンダイでは06年末にはこの数字を50万台にしたい、としている。このため、ツーソンの価格はかなり低めに抑えられる見通しだし、06年にはミニバンの投入も予定されている。さらに、ミッドサイズSUVやピックアップも揃えてのフルラインナップも視野に入っている。
年々デザイン、性能共に向上している韓国車は、この先アメリカ市場で日本車の大きなライバルとなりそうだ。