全国47都道府県の警察本部は6日の午後8時から7日午前5時までの間、全国で約2万6000人の警察官を動員し、主要幹線道や高速道路などで一斉検問を実施した。
指名手配容疑者に対する捜査強化月間が今月1日からスタートしたことに合わせたものだが、実際に検挙されたのは飲酒運転などの交通違反者が大半だったようだ。
警察庁のまとめによると、今回行われた一斉検問では全国で2万6000人の警察官を動員。6日夜から7日未明までの9時間にわたり、主要幹線道や高速道路のインターチェンジなど2700カ所で行った。
総検挙者数は1万5425件で、このうち飲酒運転などの道路交通法違反案件が1万5358件と、ほぼ99%を占めた。内訳は最高速度違反が4605件、飲酒運転が1402件、整備不良車両運転513件、無免許運転479件などとなっている。交通違反での逮捕者は59人だった。
また、窃盗事件などの刑法犯罪者については17件を摘発し、2人を逮捕。このうち1人は重機窃盗グループの一員で、栃木県警が指名手配して行方を追っていた52歳の男だった。
今回の一斉検問で目標としていた指名手配者の発見はこの男1人に留まっている。なお、覚せい剤取締法違反などの特別法犯では11件を検挙し、6人を逮捕した。