77歳が踏切待ちで居眠り、列車に衝突

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5日午後、東京都世田谷区内を走る東急電鉄大井町線の踏切で、踏切待ちをしていた77歳の女性が運転する乗用車が遮断機を押しのけるように侵入し、通過中の電車と衝突する事故を起こした。

列車の速度が比較的遅かったこと、衝突した場所がエンジンルーム付近だったこともあり、クルマは衝突時に横転したが乗っていた女性は軽傷で済んでいる。

警視庁・玉川警察署の調べによると、事故が起きたのは5日の午後2時ごろだという。世田谷区中町2丁目付近にある東急大井町線の踏切で、踏切待ちをしていた乗用車が電車の通過直前にゆっくりと動き出し、遮断機を押しのけるようにして線路内に侵入、通過しようとしていた電車と衝突した。

電車は駅に停車する直前で減速していたことや、衝突した場所がクルマのエンジンルーム付近だったこともあり、クルマは大破を免れたが、衝突の弾みで横転。助手席側を下にしたまま十数メートル引きずられた。運転していた77歳の女性は顔や手足に軽傷を負ったが、命に別状は無いという。電車の乗客にもケガ人はいなかった。

警察では事故の原因を調べているが、運転していた女性は調べに対し、「踏切待ちの際にウトウトとしてしまい、ブレーキを踏んでいた足が離れてしまった」などと供述しているという。警察では過失往来危険容疑で女性からさらに事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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