トヨタ自動車は、5日の9月中間決算発表の席上、今年度北米販売が212万台と初めて200万台を突破する見通しを明らかにした。前期実績は198万2000台だった。
東京で会見した鈴木武常務役員は、中間期での北米市場の卸台数は前期並だが、小売りが8万台増加しており「非常に高いレベルにある」と説明した。
ただ、中間期での北米の連結営業利益は、工場間の車種調整やインセンティブの増加により減益となった。これについて鈴木常務役員は、第1四半期で収益の悪化は底打ったとし、「トレンドは増益基調に回復した」と述べ、通期では収益面でも改善するとの見通しを示した。