【東京ショー2003速報】アウディ純正ナビにみるインターフェイス思想の違い

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アイシン・エイ・ダブリュブースには、日欧それぞれのアウディ車に純正オプションとして装着される同社製のナビゲーションが展示されている。

欧州向けの純正ナビはロータリーコントローラーで操作を行う。回す、押すといったアクションが可能となっているが、基本的には単独のコマンド操作しかできないという、単純明快さが特徴だ。

例えば地図の詳細〜広域の操作は、コントローラーを回して「縮尺」を選び、押す動作で決定。そうすると画面上では縮尺操作のみが可能となり、ロータリーを回すと縮尺がシームレスに変化していく。

ただし、「単独のコマンド操作のみ」と前述したように、この時点では縮尺のみのコントロールとなっているため、例えば東西南北への移動はできない。それを実行したいのなら今度は「移動」を選んで決定。さらにロータリーで東西、あるいは南北を選択して操作…となるのだが、これはかなり面倒。

あれもこれも一度にできるタイプのナビに慣れてしまった人間には、この単純明快さにイライラ感すら覚える。

日本向け『A8』などに搭載される純正ナビでは、欧州向けと似たようなインターフェイスを採用しながらも、ロータリーコントローラーの上に指で操作可能な薄型ジョイスティックを載せている。基本的な操作は欧州向けと同様なのだが、ジョイスティックのおかげで一度に複数の操作を行うことができるようになった。

「両方のナビとも、それぞれの地で販売する拠点の要望に沿って仕様が作られた」と、アイシン・エイ・ダブリュの説明員は語る。同じ自動車メーカーのクルマに付けられるナビでも、その土地によって求められる機能が違うのも当然かもしれないが、インターフェイスにも思想の違いが出ているのは興味深い。

《石田真一》

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