気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年10月23日付
●東京モーターショー「環境」「戦略」トップがアピール(読売・10面)
●中国狙い「環境車」加速、実用化へ得意技術競う。東京モーターショー業界首脳が会議(朝日・3面)
●揺れる米自動車市場(中)、巻き返し、また「日本流」(朝日・12面)
●「GT-R」07年に復活、ゴーン社長明言(朝日・12面)
●ハイブリッド、トヨタの技術をルノー導入検討(朝日・12面)
●横浜のタイヤ直撃死亡事故、三菱自動車を家宅捜査へ(東京・1面)
●マツダ、米で専売期店拡大、2007年めどに、2.5倍(日経・13面)
●欧米自動車大手、次の一手を聞く、プジョーシトロエン会長、フォルクスワーゲン社長(日経・13面)
●ダイハツ、新型「軽」来月27日発売(日経・13面)
ひとくちコメント
第37回東京モーターショーは25日の一般公開に開幕に先立って22日、内外の報道関係者に公開された。各紙はきのう22日の夕刊で速報したのに続き、きょうは、各社の首脳が会場内の各展示ブースで行ったプレスブリーフィングの内容をくわしく紹介した記事を特集している。
朝日は企画特集「時時刻刻」で世界の自動車メーカーのトップが一堂に集結したグローバルミーティングの報告とともに、今回のショーは「環境」をキーワードに各社が技術力を競い合っていることなどを取り上げている。
トップの会見では、日産自動車のカルロス・ゴーン社長の発言を大きくアピールしているコラム記事が目立ち、読売などがコンセプトカーの『JIKOO』(時空)でポーズをとりながら登場するシーンのスナップ写真付きで掲載している。
こうしたなか、モーターショー開幕に水を差しかねないのが「横浜のタイヤ直撃死亡事故、三菱自動車を家宅捜査へ」という記事。先週特報した産経に引き続ききょうは東京も1面トップで載せている。