割り込んだのはそっちだ---トラックとバスの衝突

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20日午後、京都府京都市西京区内の府道交差点で、右折車線を進行していた路線バスの進路に左側から大型トラックが割り込み、バスがトラックの後部に衝突するという事故が起きた。この事故でバスの乗客16人が重軽傷を負い、近くの病院に収容された。警察では双方の運転手から事故当時の状況などを聞いている。

京都府警・桂署の調べによると、事故が起きたのは20日の午後0時15分ごろだという。西京区大枝東新林町の府道交差点に向け、右折車線を進行していた京都市交通局の路線バス(乗員乗客28人乗り)の前方に、直進車線から23歳の男性が運転する大型トラックが割り込んできた。

バスはクラクションを鳴らすとともに急減速したが間に合わず、トラックの荷台に衝突した。この際、前方にいた乗客数人がフロントガラス側へ飛ばされ、3人が顔や頭を強打する重傷。後方の座席でも13人が倒れたり、前の座席に体を打ち付けるなどして軽傷を負った。

当初はバスの前方不注意によって生じた事故とみられていたが、乗客などの証言から衝突の直前に大型トラックがバス前方へ強引な割り込みを仕掛けたことが発覚。現在はトラック運転手、バス運転手の双方から業務上過失傷害容疑で事情を聞いている。

2人の証言は異なっているとみられ、警察では目撃者の証言から事故当時の状況を調べている。

《石田真一》

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