2002年のデトロイトオートショーでコンセプトカーとして登場したGMのポンティアック『ソルスティス』が、本格的な生産に向けて動き始めた。このクルマは副会長のボブ・ラッツ氏が陣頭指揮をとり、わずか数カ月でコンセプトを作り上げたクルマで、「ラッツモービル」というあだ名がついている。
ソルスティスはポンティアックブランドから販売される予定で、価格はおそらく2万
ドル前後。市場に登場するのは、早くても2005年となる。
来年のデトロイトオートショーにはBMW『6シリーズ』、メルセデスベンツ『SLRマクラーレン』などの新型ロードスターが登場する予定だが、ソルスティスも市販バージョンに近い形で紹介されるはずだ。
GMでは、ソルスティスを「1980年代にマツダがミアータで起こしたようなロードスターブームを巻き起こすクルマにしたい」という意向で、比較的安価でスタイリッシュなロードスターは来年のデトロイトショーの目玉になるかもしれない。