マツダの「Zoom-Zoom」スピリットをフルに体現し、全く新しい6シーターコンセプトを提案する『鷲羽』。ローシルエットなプロポーションの中に、人とクルマのあり方を追求。デザインとファンクショナルな仕掛けが高次元で融合している。
「このクルマにミニバンという解釈は全くありません。6人乗りセダン、6人乗り『マイバッハ』と言ってもいいですね。空間効率を考えるとこういう形になりました」デザイン戦略スタジオの佐藤洋一主幹は語る。
「まずプライベートスペースの取り方が今までのクルマとは違います。それぞれが独立した環境を楽しめる。機能部分は人に使いやすく、シーンによって使いやすい。その代表が後席に採用したエアプレーンドアですが、外側にスイングして張り出し、後方にスライドしながら開きます。さらにルーフ部分まで回りこんで開くため、かがまずに乗り降りできます。剛性の問題もありますが、実現させたい機能ですね」と続ける。
「ファンクショナルでシンプルなものを一本通す、それがマツダデザインです」と佐藤主幹。コンセプトカーを年3度発表し、勢いを感じさせる。それぞれのコンセプトが明快に造られているのが誇りだそうだ。「これからもマツダはファントゥドライブを視覚的に表現し、楽しいときめきを伝えていきます」と最後に語ってくれた。