長距離移動の多いヨーロッパで、移動を快適にこなすひとつの手段として、『アベンシス』では、遮音と吸音をバランスさせた「静粛ボディ」を謳っている。
開発時には、走行時の会話のしやすさを数値化した「会話明瞭度の指標」を設定し、高い静粛性を目指してきたという。そのために、吸音性に優れるた新軽量防音材をキャビン内各部に採用したり、フェンダー周辺に吸音材を使いタイヤノイズを減らたり、ボディ骨格断面内に遮音材として発砲材を配置するなど、車内を静かにする工夫が盛りこまれている。
また、高速走行時には風切り音が発生する。アベンシスでは、乱流を防ぎ風切り音を低減するドアミラーを採用するなど風切り音自体を減らしているほか、ドア周辺の機密性・遮音性を高めて、発生した風切り音が車内に侵入しないように設計している。
静粛性の高い室内を持つアベンシスは、ドライバーやパッセンジャーの疲れを大幅に低減してくれるのだ。