【トヨタ『アベンシス』発表】ターゲットは輸入車予備軍

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イギリスで生産され日本に輸入されてくる、トヨタの『アベンシス』。ドイツのアウトバーンやスペインの石畳で鍛え上げられた走行性能の高さをアピールしている。トヨタが考える、このクルマを購入する想定ユーザーはどのような人たちだろうか。チーフエンジニアの福里健氏に聞いてみた。

「日本でのアベンシスのターゲットは、輸入車には興味があるが、高くてなかなか手が出せないでいる人や、輸入車に多いといわれている故障を危惧している人たちです。アベンシスなら信頼性の高い欧州車を、200万円台でご提供することができます」と語る。

アベンシスはヨーロッパではVW『パサート』やオペル『ベクトラ』、さらにはプレミアムクラスとなる、メルセデスベンツの『Cクラス』などからも乗り換えてくるユーザーも多い。

それでは日本ではどのようなクルマがライバルとなるのだろうか。「日本でもやはり欧州車をターゲットとしています。ただし同じサイズですと価格帯も違ってくるので、実際には欧州の2BOXカー(『ゴルフ』やプジョー『307』など)を検討されている方に、一番訴求できるのではないかと考えています」

「国産車ではあまり考えていませんが、価格帯でいえば『アルテッツァ』や『ヴェロッサ』になるのでしょうか」と説明する。

実際にアベンシスクラスの欧州車だと、最もお手ごろなオペルのベクトラでも335万円。対するアベンシスは標準的なモデルとなるセダンの「Xi」が220万円と100万円以上安い。ブランドとしてではなく、欧州車の秀逸なハンドリングや高速安定性に価値観を見出しているユーザーなら、チーフエンジニアのいうように、アベンシスはお買い得なクルマといえるだろう。

《岡島裕二》

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