トヨタ自動車は6日、新型車『アベンシス』を発売した。発表会には、同モデルの生産を担当する英国の生産拠点、TMUK(トヨタモーターマニュファクチャリングUK)のアラン・ジョーンズ取締役会長が出席。「ハリー・ポッター」やサッカーのデービッド・ベッカム選手の、日本での人気ぶりを引き合いに出し、「我々の新型車も、魔法の魅力で日本のユーザーに受け入れてもらえると期待している」と述べた。
アベンシスは、トヨタが初めて、欧州から国内に輸入し販売するモデル。欧州では、3月にフルモデルチェンジし、これまでに7万台を販売した。国内では、『ビスタ』『ビスタアルデオ』の後継となるモデルで月間2000台の販売を計画。特に、輸入車志向のユーザーをターゲットにしている。
アラン・ジョーンズTMUK会長は、日本への輸出について「アベンシスは、日本市場にはこれまでになかった車。開発にあたり、優れたデザイン、厳しい走行テスト、優れた製造品質の3点を特に重視した。ものづくりを教えてもらった日本に、我々の製品を輸出できることは、とてもファンタスティックな出来事だ」と、述べた。