ユーティリティが自慢というだけあり、『シエンタ』には考え抜かれた便利なアイテムが採用されている。
インテリアではメッシュ状になったサンバイザーがスグレモノ。日差しを遮りながらも、サンバイザー越しに信号の色を確認することが可能で実用性は高いアイテムだ。角度を変化させれば、完全に光を遮ることも可能。
時計は標準電波送信所からの正式な時刻(の電波)を受信して、自動的に時計をあわせてくれる「電波時計」を採用。燃料計は、ガソリン残量が残り僅かになると点滅して給油を促す仕掛けになっている。
また、ルーフ後隅に装着しているポールアンテナもしっかりと使い勝手を考えてある。センターではなく助手席側にオフセットしてあるから、背の低い女性でも無理なく畳むことができるのだ。それに倒す方向は前方・後方のどちらでも可能。
もっとも、最初からガラスプリントアンテナにすれば、外部アンテナが不用になって「倒すこと」なんか考えなくてもいいような気がするが……。