国土交通省は30日、平成17年排出ガス規制(新長期規制)の実施に伴う基準値をまとめた。現行の新短期規制に比べ、乗用車ではNOxとHC(炭化水素)がほぼ半減。トラックでは、PMが85%削減されるなどの厳しい内容だ。
国交省は、対象となる自動車がすべて新長期規制に適合した場合、自動車から出る排ガスの総量は2000年と比べてPMで94%(6.4万トンから0.4万トンへ)、NOxで66%(64万トンから21万トンへ)減る計算になるという。
ただし、この予測は自動車交通量や車種別の構成割合が2000年と同じことが前提というため、自動車交通量が増えれば、見込み通りの削減効果は見込めないことになる。
規制の適用時期は2005年10月1日(継続生産車は2007年9月1日)から。