フォードでは今後サブコンパクト、コンパクトクラスのクルマのプラットホームを順次マツダ製のものに切り替える。例えば新型のマツダ『3』(日本名『アクセラ』)はフォード、ボルボと技術提携した上で、フォードの『Cマックス』(ヨーロッパで販売予定のマイクロバン)など様々なクルマのプラットフォームとなる予定だ。
またマツダ『6』のプラットフォームは、今後米国内でフォード『フトゥーラ』(『トーラス』後継車)など少なくとも10のミッドサイズモデルのベースとなる、と言われている。
しかし、フォーカスに関してだけはフォードは独自プラットフォームの利用にこだわっている。業界では次世代フォーカスもマツダ3をベースに作られるのでは、という噂があったが、これまでフォーカスに多額の投資をして来たフォードは独自プラットフォームにこだわらずにいられないようだ。
ただしコンポーネントなどの一部はマツダ3から流用され、インテリアやハンドリングの劇的な改良が目指されている。これでフォーカスも「リコール王」の汚名を返上できるのか、新型フォーカスにおおいに注目したい。