マツダ、使用済みバンパーを新車用バンパーにリサイクル

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マツダ、使用済みバンパーを新車用バンパーにリサイクル
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マツダは11日、バンパーリサイクルのための新しい塗膜除去技術を開発した、と発表した。従来の塗膜除去技術に、穀類総合加工機メーカー、サタケと共同開発した光学選別技術を組み合わせ、塗膜除去率をこれまでの99%から99.9%に引き上げることに成功。高い強度と品質が要求されるバンパーへのリサイクルを実現した。

使用済みバンパーを、強度と高品質が要求されるバンパーの素材にリサイクルするには、まず塗装を除去することが必要。マツダは2002年に高瀬合成化学(広島県賀茂郡)の機械式塗膜除去技術を活用することで、塗膜除去率を99%にまで高めた。これにより、新材と同等の強度を確保するとともに、一定の仕上がり品質を確保。バンパー補強材のほか、表面に凹凸のあるしぼ面バンパーに採用し7月から『MPV』に採用している。

今回、新たに選別工程を追加することで、塗膜除去率をさらに高め、凹凸のない通常のバンパー(鏡面バンパー)用の素材に使用することが可能になった。同社は、新技術によるリサイクルバンパーは、2004年中に発売する新車のバンパーに採用する。

《編集部》

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